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当院は完全予約制です。予約制によって待ち時間の緩和、プライバシーへの配慮を心がけています。
現在のコロナ禍においては待合室でのソーシャルディスタンスを保つ意味もあります。予約なしでの受診は控えてください。入り口での手指の消毒、受付での検温にもご協力をお願いします。当日の電話予約は受付できないことが多く、2週間ほどの余裕を持って予約してください。
電話予約:0155-22-3773
婦人科
婦人科の一次医療(プライマリーケア)の対応をしています。かゆみ、おりものなどのマイナートラブル、月経異常(生理痛がひどい、生理の量が多い、生理不順があるなど)、月経前になるとイライラする、気持ちがおちる、更年期症状(ホットフラッシュ、動悸、めまいなど)が気になるなど、心配なことがあれば相談してください。
子宮筋腫、卵巣腫瘍が見つかり精密検査・手術加療が必要とされる場合は帯広厚生病院、帯広協会病院などの医療機関へ情報提供の上、紹介しています。
妊娠初期、分娩予定日、初期採血までの対応も行っています。
子宮がん検診
不正出血の症状がある場合は子宮がん検診(子宮頸部細胞診、子宮体部細胞診)をお伝えしています。また、市町村の子宮がん検診が条件を満たせば受けることができます。
子宮頸癌の原因となっているHPVのタイピング検査も自由診療でできます。
ハイリスクHPVタイピング検査:7,700円(税込み)
子宮頸癌予防ワクチンはいくつか種類があります。当院で取り扱っているものは、HPV16、18にくわえて尖圭コンジローマの原因となるHPV6、11にも対応している4価ワクチンで自由診療です。半年のあいだに3回の接種となります。自由診療となります。
子宮頸癌予防ワクチン:20,000円/1回(税込み)
副反応として注射部位の腫れ、痛みなどがあります。
ピル(自由診療)
避妊目的の低用量ピル(経口避妊薬OC)、また緊急避妊の対応をしています。生理をずらしたい場合の月経コントロール目的の低用量のピルも処方しています。
ピル内服時の重大な副作用として血栓症があります。ピル内服希望の場合、問診票チェックがあり血栓症リスクが高い方には処方していません。
経口避妊ピル処方料金:3,060円~3,300円(税込み)/1周期28日
緊急避妊レボノルゲストレル錠:12,000円(税込み)/1錠1回内服
ヤッペ法による緊急避妊:5,000円(税込み)/2回12時間毎内服
月経コントロール(指導料、エコー料、処方薬料込み):5,000円(税込み)/1回の診療での処方分
プラセンタ(自由診療)
プラセンタ療法を行っています。ネット販売のブタ、ウマの胎盤を原材料とする内服薬ではなくヒト胎盤由来のプラセンタ注射になります。当院ではメルスモンを使用しています。問診票チェックおよび同意書で利益と起こりうる不利益の説明をします。また献血ができなくなり、皮下出血などのマイナートラブルがあります。
プラセンタ療法:1,100円/1A1回(税込み)
更年期障害の治療に使用しております。
※更年期障害と診断された45歳~60歳女性の方は健康保険適用となります。
リスク・副作用:注射部位の疼痛や赤くなったりする場合があります。
人工妊娠中絶手術(自由診療)
母体保護法に基づく人工妊娠中絶手術を行っています。婦人科ビルの診療所のため日帰り手術のみです。術前検査を受ける受診日、手術日、術後経過観察の受診日と最低3回の受診が必要です。手術日は月曜日、火曜日、水曜日、金曜日になります。
妊娠週数が妊娠8週くらいまでの子宮内正常妊娠の方が対象になります。
- 子宮外妊娠(異所性妊娠)
- 喘息、アレルギー、甲状腺疾患など麻酔使用上リスクを伴う方。
- 子宮筋腫合併、帝王切開既往で子宮筋層の切開創がうすいなど手術手技上のリスクを伴う方。
- 肥満が強い方。アルコールが強い方。ヘビースモーカーの方。
手術当日の流れ
- 当日は絶飲食(朝起きてから飲まない、食べない)で8時40分に当院受診。
- 8時40分に会計を済ませた後、術前処置(子宮頸管拡張ラミ挿入)
- 術前の点滴ルート確保ののち術前点滴
- 11時30分頃手術室入室~静脈麻酔~人工妊娠中絶手術(吸引手術)
- 手術終了後ベット上安静状態にして術後点滴(抗生物質)
- 13時45分頃退院診察して14時退院。
- 妊娠チェック・術前検査一式:20,000円
- 手術費用:115,000円
IUS挿入費用:58,000円(税込み)
挿入後に不正出血などの症状がおこることがあります。
漢方
婦人科領域の疾患は西洋医学的に検査、診断、治療する以外に漢方薬治療があります。
当院では漢方薬治療もしていますので、東洋医学的に治療を希望する場合は、漢方薬の処方も保険診療の範囲で行っています。更年期障害、月経前症候群、冷え症に対しての治療に良い適応があります。一部錠剤の漢方薬もありますが、ほとんどが粉薬になります。
味覚も漢方薬の種類によって異なるので最初は期間を2週間ほど設けて有効性を確認しています。
不妊
挙児希望がありながらなかなか妊娠に至らない場合のタイミングあわせの指導をしています。
婦人体温計を購入し基礎体温をつけていただきます。現在では月経アプリを自分のスマホにインストールし、月経基礎体温を入力して排卵、タイミングあわせ情報を蓄積していく方法が主流になりつつあります。スマホの操作が苦手な方は従来通りの基礎体温表への記入でも大丈夫です。
不妊検査としては、卵管の通過性をみる通水検査、精液の状態を見る精液検査、排卵の有無を確認するホルモン検査ができます。
タイミング療法はある程度期間を決めて、妊娠成立しない場合はステップアップとして不妊症専門外来へ受診されてください。十勝圏内は「おびひろARTクリニック」があります。